COLUMN お花の読み物

2022/3/8

今日から手軽にできる
お花の飾り方

食卓に飾られたお花

ご自宅にお花を飾ると、ガラリと印象が変わるもの。
お部屋全体がパッと華やぎ、心も明るくなるようです。でも、「どうやって飾ればいいのかわからない…」「上手にアレンジできない…」と迷ってしまって、なかなか手を出しづらいということはありませんか?
そこで、手軽にできるお花の飾り方をご紹介します。

 

 

いきなり生け花やアレンジメントはハードルが高いかも…

お花を飾る方法として、よく知られているのが「生け花」や「フラワーアレンジメント」です。
「生け花」は剣山に様々なお花をさして芸術的にお花を飾る方法で、一方「フラワーアレンジメント」は吸水フォームなどを使って装飾性を高める方法です。
それぞれ細かな違いはありますが、どちらも複数のお花などを美しく飾るという点が共通しています。
 
しかし、慣れている人ならともかく、お花初心者がいきなり複数のお花を組み合わせて美しい1点に仕上げるというのは難しいですよね。
でも、そのせいで「私にお花を飾るのは無理…」となってしまうのはもったいない!
お花は、生け花やアレンジメントで美しく飾らなければならないという決まりはありません。
まずは、もっと気軽に身近なお花を飾るやり方から始めてみませんか?
 
 
悩む女性

 

花器がなくてもお花は飾れる!

お花を飾る時、花瓶など花器が必要だと思い込んでいませんか?
なかには、「お花を飾りたいけど、うちには花瓶がないから…」という理由から諦めている人もいるでしょう。でも、お花は必ず花器に入れなければならないわけではありません。
 
花器がない時は、手近にあるペットボトルや空き瓶を花瓶がわりに使えばいいのです。
お花屋さんで買ってきたお花や人からいただいた切り花、または家の近くに咲いていたお花などを、ペットボトルに飾るだけでも可愛らしく飾ることができますよ。
束で入れたり、空き瓶に1輪だけお花を飾ったりするのもオシャレです。
 
「かわいい」「飾りたい」という気持ちがあれば、器は何から始めてもいいのです。
お花を飾っていくうちに、欲しい花器が見つかったり、活けてみたい方法が見つかったりするかも。
お花をもっと楽しむためにも、まずは“飾ってみる”ことが大切です。
 

 

ミモザ

食器などと組み合わせてもオシャレ

お花をそのままペットボトルや空き瓶などに飾ることに慣れてきたら、次は食器と組み合わせてみるのもオススメです。
例えば、お皿に水を入れてお花部分だけを一輪浮かべたり、マグカップに小さなお花を入れて飾ってみたり。
小鉢に入れたお花をお料理と一緒に並べると、食卓の雰囲気も明るくなりますよ。
お花部分だけを飾りに使ったり、花びらを散らして飾るなどの方法もあります。ホームパーティなどを行う時に、ぜひ取り入れてみるのもオススメです。
 
お花を飾る場所は、食卓の他にもリビングや玄関、窓際など様々。
難しいことは考えずに、「ちょっと寂しいな」と思った場所に置くと良いでしょう。
手軽に使える容器で飾れば、置き場所も気負わず手軽に選ぶことができそうです。

 

 

花瓶を持った女性

お花そのものが美しいから、難しく考える必要はありません

手近なものを使って、気軽にお花を飾る方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
華道というお花を飾る専門の芸術があるため、お花を飾ることをつい難しく考えてしまいがちですが、まずはその思い込みを取り去りましょう。
お花はそのものが美しい存在なので、どう飾っても美しく映えるもの。ご自宅に飾って自分で楽しむのであれば、気合を入れたり頑張って組み合わせを考えたりする必要はありません。
 
お花屋さんなど、プロに選んでもらう方法もありますが、大切なのは「このお花かわいいな」「部屋に飾りたいな」という気持ちです。
難しく考えすぎずに、肩の力を抜いて、お花がある生活を楽しんでみてください。