COLUMN お花の読み物
2022/8/31
結婚祝いに贈るおすすめのお花や
贈る際のマナーと注意点
結婚祝いにお花の贈り物というのは、定番のプレゼントのひとつですよね。でも、どんなお花を贈ればいいのか迷ってしまう…ということはありませんか。
特にお祝いの場に贈るものですから、相手に喜んでもらうことはもちろんですが、それ以外にもマナーや注意点をきちんと事前に把握しておきたいもの。例えば、花の色はどんなものが良いのか、生花やアレンジメントはどちらか良いのか、など。
そこで今回は、結婚のお祝いに関するマナーと注意点をご紹介いたします。
お花を贈る際の注意点・相場など
結婚祝いとして贈るお花には、いくつかのマナーと相場が存在します。贈る相手との関係性によって、選ぶお花の価格や種類が異なりますので、その点に配慮することが大切です。
● お花の相場は5,000円〜10,000円程度
まず、結婚の際に贈るお花の相場ですが、友人への贈り物としてのお花の相場は5,000円程度です。この価格帯では、シンプルで華やかな花束や、カジュアルなアレンジメントが一般的に選ばれます。
仕事関係や目上の人への贈り物の場合、少し豪華な印象を与えるため、相場は10,000円程度が目安となります。この場合、高級感のある花材を使った大きめのブーケや、豪華なアレンジメントが選ばれやすいです。
また、お花と一緒に贈るプレゼントがある場合や、お祝い金に添えるミニブーケの場合は、相場が少し低めになることが多いです。このような場合、花束の大きさや花材にこだわることよりも、シンプルで上品なデザインが求められることが多いです。小さなサイズのブーケでも美しく仕上がるため、予算内で贈り手の心が伝わるようなデザインにすることが重要です。
● 宛名の書き方
結婚祝いのお花を贈る際の基本的なマナーとして、宛名は必ず「新郎新婦連名」で書くことが大切です。一人だけが知人だからと一人の名前宛にしてしまうのは、結婚祝いとしてはあまりふさわしくありません。宛名の姓は入籍しているかどうかで変わるので、あらかじめ確認して入籍前はそれぞれの姓で、入籍後の場合は入籍後の姓で贈るようにしましょう。
● メッセージの書き方
また、お花に結婚祝いのメッセージをつける時は、メッセージの内容にマナー違反がないか注意を。特に式場に直接贈る場合は、メッセージを読み上げられることもあるので、より注意が必要です。別離を連想させる“別れる”“終わる”などの忌み言葉や、同じ言葉を繰り返して再婚を連想させる“いろいろ”“わざわざ”などの重ね言葉も避けた方が良いでしょう。
最近では、細かなところまでは気にしない方が増えていますが、細やかな部分まで配慮が行き届いたプレゼントの方が相手ももらって嬉しいものです。
例えば、「お幸せをお祈り申し上げます」「ご結婚おめでとうございます」「これからも幸せが続きますように」など、前向きで明るいメッセージが適しています。また、個人的なメッセージを加えると、さらに心温まる贈り物になります。例えば、「これからも素敵な時間をお二人で過ごしてください」といった言葉も、相手に喜ばれるでしょう。
贈るタイミングや贈り方のマナー
結婚祝いのお花は、贈るタイミングも重要です。特に結婚式の前後は、新郎新婦にとって忙しい時期であるため、適切なタイミングで贈ることで、贈り物がより一層喜ばれることになります。以下では、結婚祝いの贈り物としてお花を選ぶ際のタイミングについてさらに詳しく見ていきましょう。
結婚前から直後にかけては、新居への引越しや新生活の準備、新婚旅行、人によっては出産なども控えています。
自宅にあまりいないタイミングで贈ってしまうと、メンテナンスができないため、せっかく贈ったお花も元気がなくなってしまうということも。それに、引越し前にもらっても荷物が増えるだけで困ってしまいます。
結婚式当日はもちろん、直前や直後は忙しいため、余裕を持って先に贈る場合は1ヶ月前くらいの余裕のある時期が良いでしょう。
式後に贈る場合、直前は避けた方が無難ですが、あまり遅くなりすぎると何のお祝いかわからなくなってしまうため、1ヶ月以内に贈るようにすると良いでしょう。新郎新婦にあらかじめ予定を聞き、自宅で落ち着けるタイミングで配送するよう手配するのもいいですね。贈るタイミングは新婚夫婦の都合に合わせるのが一番ですが、その上で、大安や先勝などの吉日に贈ることができれば、よりベターです。
結婚祝いのプレゼントと言うと、式場に送りたくなってしまいますが、式場に直接贈るのは基本的には止めた方が良いでしょう。式場での置き場所に困るだけでなく、持ち運びや持ち帰りにも手を煩わせてしまいます。
せっかくのお祝いのプレゼントですから、快く受け取ってもらえるタイミングをしっかり考えたいですね。
結婚祝いのお花選びについて・おすすめのお花
結婚祝いに贈るお花には、見た目の美しさだけでなく、花言葉や花の種類に関するマナーを理解して贈ることが大切です。贈るお花を選ぶ際、相手に失礼にならないよう、また祝福の気持ちが伝わるように、細やかな配慮が必要です。以下では、結婚祝いに適したお花の選び方や、贈り方、容器の選び方についてさらに詳しくご紹介します。
結婚祝いにふさわしいお花
結婚祝いに選ばれるお花には、祝福の気持ちを表現するための花言葉を持つものが多いです。「純潔」を表す白いバラやピンクのバラなどは結婚式のお祝いでよく使われるお花です。結婚式で使われるお花は、花言葉にも気を配ったものが選ばれることが多いので、以下のようなお花を贈ると良いでしょう。
● 白いバラ
白いバラは「純潔」「清純」「無垢」という意味を持ち、結婚式のお祝いには非常に適しています。結婚式のテーマカラーとしてもよく使用され、清らかで神聖な印象を与えるため、贈り物としても好まれます。純粋な愛を表現する白いバラは、結婚祝いにふさわしい美しい選択肢です。
● ピンクのバラ
ピンクのバラは「しとやかさ」「愛の誓い」「感謝」を表現する花言葉を持っており、結婚祝いにぴったりです。優雅で温かみのある色合いのピンクバラは、女性に特に人気があり、結婚式の花束にもよく使われます。祝福の気持ちを伝えるのに非常に適したお花です。
● 白ユリ
白いユリは「純粋」「高貴」「威厳」を意味します。結婚式でよく使用される花の一つで、特に豪華で格式の高い印象を与えるため、仕事関係や目上の方への結婚祝いにもおすすめです。優雅で品のある白ユリを使った花束やアレンジメントは、非常に美しく、相手に喜ばれることでしょう。
取引先など、会社関係の結婚祝いの場合は胡蝶蘭など豪華なお花が選ばれることもあります。
結婚祝いに適さないお花
結婚祝いに贈るお花には、避けるべき花もあります。特に花言葉に注目すると、贈り物として不適切なものもあるため、慎重に選ぶことが求められます。
結婚祝いに贈るお花は、仏前へのお供えを連想させる仏花や「あなたを愛しています」という花言葉がある赤いバラ、「嫉妬」という花言葉を持つ黄色いバラは避けた方が無難。
● 仏花や仏前の花を連想させるもの
例えば、仏前にお供えするお花には「菊」や「蓮」などがありますが、これらの花は結婚祝いとしては避けるべきです。仏花を連想させる花は、祝いの席にふさわしくないとされるため、結婚祝いには不適切です。
● 赤いバラ
赤いバラは「あなたを愛しています」という意味を持つため、恋愛において非常に強いメッセージを込められますが、結婚祝いには少し不向きです。特に、「愛」や「情熱」といった強い愛の象徴であるため、恋愛感情を強調することになるため、友人や親族に対しては避けた方が良いでしょう。赤いバラは個人的な恋愛や告白の場に使われることが多いため、結婚祝いには少し重すぎる印象を与えてしまうこともあります。
● 黄色いバラ
黄色いバラは「嫉妬」「裏切り」といったネガティブな意味を持つことがあります。これも結婚祝いには避けるべき花の一つです。結婚という幸福な門出を祝う場においては、このような意味を持つ花はふさわしくないとされています。
贈り方
結婚祝いの贈り方も、どのようにお花を贈るかによって印象が大きく変わります。贈り物としてのお花は、花束として渡すだけでなく、さまざまな形で贈ることができます。
ボックスに入れるウェディングボックスや長く飾ることができるプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントなど様々。
● 花束
結婚祝いとして定番の贈り物は花束です。花束は美しくアレンジされて贈られるため、そのまま花瓶に活けて飾ることができます。花束は持ち運びが簡単で贈りやすく、季節の旬の花を選んで贈ることができるのも大きな魅力です。また、生花ならではのみずみずしさや香りも感じられ、贈り物として特別感や華やかさを感じてもらえます。
● ウェディングボックス
最近では、花束ではなく、ボックスにお花を入れて贈る「ウェディングボックス」も人気です。ボックスに詰められたお花は、見た目が豪華でありながらも、長時間美しい状態を保つことができます。ボックス入りのお花は、おしゃれで洗練された印象を与えるため、特に若いカップルへの贈り物として好まれます。
● プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは、生花を加工して長期間楽しむことができる花です。結婚祝いとしてプリザーブドフラワーを贈ると、長期間飾っておけるため、新婚生活の思い出の品としても最適です。生花のように水やりを必要とせず、手入れが簡単なので、忙しい新婚夫婦にとっても喜ばれる贈り物になります。
● リース
リースは、花瓶がなくてもそのまま飾れるので、非常に実用的な贈り物です。特に新居に引っ越したばかりの新婚夫婦には、リースが喜ばれるでしょう。リースは丸い形状が縁起が良いとされ、永遠に途切れのない愛を象徴しています。
容器の素材選び
結婚祝いはお花を入れる容器の素材にも注意が必要です。割れ物や壊れ物は縁起が良くないと言われているため、陶器やガラス製の鉢や花瓶ではなく紙製や木製の箱などが選ばれることがほとんど。また、入れ物を必要としないリースなども人気です。リースは花瓶がなくてもそのまま飾ることができるので、花瓶がないご自宅や、引っ越したばかりでまだいろいろ揃っていないというご自宅でも喜ばれそうです。
どれがNGでどれがOKのお花なのかわからない、という場合はお花屋さんに相談するのがおすすめです。予算とどんな雰囲気が良いかを伝えると、マナーをきちんと守ったプレゼントを用意することができますよ。
BISUIが提供できるサービスの紹介
BISUIでは、お供え花はもちろん、お客様のご要望に合わせたアレンジメントやプリザーブドフラワーなどをご用意しております。何かとマナーが不安な結婚祝いのお花についても、お気軽にご相談ください。
定番のアレンジメントのご提案はもちろん、結婚するお二人に合わせたお花のアレンジメントなど、様々なスタイルのお花をお届けすることもできます。
また、会員登録していただくことで、オンラインショップでのご利用も可能です。オンラインショップでは定番のアレンジメントや季節の花束など様々な商品を取り扱っていますので、ぜひ一度ページをご確認くださいね。
BISUIはお花のある生活をもっと身近にするために活動しているお花屋さんです。どんなお花を用意すれば良いかご相談にのったり、メッセージカードを付けたり、ご希望の場所までお届けしたりと柔軟に対応しております。
お供え花はもちろん、お見舞いの花束や父の日などのお祝いイベント、ブーケなどブライダル、出産・結婚祝いのギフトフラワー、暮らしを彩る観葉植物まで、お花のメンテナンスの方法など、お花に関することならなんでもお気軽にご相談ください。